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2012年1月

ワークショップとは何か

引き続き、「ワークショップ」を読んだ。

第一部「ワークショップとは何か」。

中野先生の本を読んで、自分の内部を見つめる系の事例が多く紹介されていると感じた。

私が知りたいのは、国際会議でのワークショップだ。既にある程度のテーマが決まっていて、それぞれの経験や知識を持ち寄り、各自のフィールドにもどり、次へのアクションを起こすモチベーションを高める場作りとはどのようなものか。

そこは、さすが。第一部では、ワークショップの語源・定義、歴史の紹介や分類の試みがなされている。

「ワークショップ」は、『広辞苑』や『大辞林』」によると、第一の意味は「①仕事場、作業場」ということらしい(S.10)。そもそも「場」という意味なのか。学びの新たな形というイメージだったが、もともと「場」という意味らしい。なるほど。

そして『広辞苑』では、「②所定の課題についての事前研究の結果を持ち寄って、討議を重ねる形の研修会。教員・社会教育指導者の研究や企業教育に採用されることが多い」と記述されているとの事(S.10

この定義がいつ頃のものなのか、記述がないので、いつからワークショップがこれらの辞典に載るようになったのかは、定かではないが、確実に「ワークショップ」という言葉が普及・浸透していることがわかる。

さて、話がそれた。ワークショップの分類について話を戻そう。

中野先生は、第一章(S.17-64)の中で、個人(内向き)⇔社会(外向き)、創造(能動的)⇔学び(受容的)の2つの軸を本に、ワークショップを4つの「象限」に分類する試みをしている。その上で、次の7つのワークショップの分野を位置づけ(マッピング)している。

1.アート系

2.まちづくり系

3.社会変革系

4.自然・環境系

5.教育・学習系

6.精神世界系

7.統合系

これでいうと、「自分という自然を活かす」は、5や6に近いと思う。

私が今興味を持っている、「国際会議」は、4の「教育・学習系」に分類されている。

「学術会議・国際会議」については52ページに記述があり、最近は学会などでも分科会としてワークショップが行われている最近の傾向について記載されていた。

私が知りたいのは、先。世界中から集まってくださった人々が、「参加してよかった、多くを学んだ、次のアクションに向けてモチベーションが上がった」と思ってもえる場とはどのようなものなのだろう。

探求はこれからも続く。 

(今日はこれで終わり。)

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「ワークショップ」を読んだ。

中野先生の「ワークショップ」という本を読んだ。

中野民夫著「ワークショップー新しい学びと創造の場」

岩波新書(2001119日第一版、200344日第八版)

この本に出会ったのは、最近で、著者の中野先生は、「今頃?」とおっしゃった。確かに「今頃」である。

まあ、私にとっては、今だからこそ必要なのかもしれない。

今日は、主に「序」と第3部「ワークショップの意義」を読んだ。

「深く聴きあうことで、場が深まる」とは?

「これらの学び方のエッセンスをつきつめていくと先の「サークル」で体験した「輪になって座る」ということと、「深く聴く」という、シンプルなことにあるように思う」(S.5)。

ワークショップの学び方のエッセンスは、「場」を創(作)る、ということと、深く聴くこと・・か。なるほど。後者に関しては、あまり気にしたことがなかったな。

「深く聴く」ことを実現するためのツールとして、中野先生は、「トーキング・スティック」を紹介している。アメリカ・サンフランシスコのCIIS(カリフォルニア統合学研究所)「組織開発・組織変革(ODT)」の学科長ハワード・シェクター氏(当時)が愛用していた方法らしい。「トーキング・スティック」のルールは、「棒を持っている人だけが話し、もっていない人は聴く」(S.4)こと。

「深く聴く」ことによってどのような効果があるかというと、「途中の介入を控え、お互いを深く聴きあうことで、場がずっと深まる。」(S.4)とのこと。

「場が深まる」・・・ってどういうことだろう。

なぜ、私がこの言葉に重みを感じるかというのは、よくわからない。私は、ファシリテーターとしてワークショップにかかわった経験が少ないので、「場」全体を捉えていないからかもしれない。ワークショップの参加者としての印象は、既成概念から解放されて、広がってゆく感じがある。一方で、確かに、体や心の調子も整って、互いに敬意を払い「傾聴」する中で、自分の中でも深まってゆく感覚がある。その「深まっていく」感覚を参加者が共有しているのだとすれば、場全体も深まっているのかもしれない。

プログラム・デザイン

もう一つ気になった言葉は、「プログラム・デザイン」(P.143-5)。「ワークショップの意義の 4.プログラムの基本構成」の章に書かれているもの。

これまで、当たり前のように、通常の「プログラム」を踏襲していた。「開会の辞→発表→休憩→発表→討論」みたいな。目的にもよるが、もっとActiveProductiveな会合とするためには、より多様な構成要素が必要だと思う。

先日、韓国に行った。ソウルの恵福宮の中にある博物館は、楽しかった。映像や展示の仕方(例えば、展示物の高さなど)も工夫されていて、「いろいろ」あって面白かった。もちろん、その「いろいろ」があるテーマで貫かれているので、「ばらばら」ということではない。訪れた子供も、大人もそれぞれが楽しめる。最終年会合も、世界各国からいろいろな人が集まる。それぞれが楽しめる企画ってどんなものだろう。。。?

「プログラムを構成する個別の要素。。。を有機的なつながりと流のある学びのプログラムとして組み立てるのが「プログラム・デザイン」だ。そのためには、目的や狙いを明確にし、それを実現する手段を吟味し、どういう人がどういう気持ちで参加するのか、対象者の心理や特性もよく理解しておく必要がある。」とのこと。ごもっとも。

そして、当たり前のようだけれど、なるほど!と思ったのは、「導入(つかみ)」→「本体」→「まとめ」の流れ。当たり前のようなことだけれど、今まで意識が足りなかったと思う。今後は、プログラム作成の際に、この流れをもっと意識しよう。

小論文を書いた時は、この流れを意識して書いた。起承転結。それがあると、読んでいる人もわかりやすいし、読んでいて楽しいと思うから。ワークショップに参加する人も、このような流れがあると参加していて楽しいのかな。

本を読んでいて、いろいろ個人的にも仕事の上でも、ふむふむ、と参考になることがある。たくさん学んで、学んだことを活かそうぞ!

(今日は、終わり)

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バングラッシュ視察報告 Vol.4

人口増加・人口爆発

世界一の人口密度を誇るバングラデッシュ。人口密度の高い日本が、2005

年(平成17年)で343/km²(世界4位)。対するバングラデッシュは985/km²。想像しがたい数値である。現地を訪れると、人人人。そして人人人。

データを見ると、人口増加率17.4%。将来増減率は25.3%(いつの時点でかは不明)。人口増加は、ますます加速しそうである。http://www.jinko-watch.com/kuni/010.html

ちなみに日本の人口増加率は、2009年で前年比-1.4%。今から20年後は、-78%であろう。http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm 人口減少には歯止めがかからなそうである。

交通渋滞・排気ガス。

バングラデッシュの交通渋滞は並ではない。50キロ。日本では1時間もあれば余裕でたどり着く距離を、3時間、時には4時間かけて走る。でこぼこみちと、あふれる人々、絶え間なくクラクションに、排気ガスのにおい。バングラ人はタフだなと思う。

バングラデッシュは、天然ガスが豊富らしく、車の燃料用としても普及している。天然ガスは、ガソリンに比べて、排気ガスが少ない。ただ、減りが速いので、頻繁にガスステーションに立ちよる必要があるとのこと。しかしながら、「比較的排気ガスが少ない」という程度では、このあふれかえる車から出る排気ガスから逃れることはできないだろう。

ごみ問題

2日目は、Dhaka市内を見て回った。830分にホテルを出発。O氏が用意してくれた、運転手つきのレンタカーに乗り込む。最初の目的地は、バングラデッシュ国立博物館(Bangladesh National Museum)。ロンリープラネットには、展示も、照明も最悪。鳥のはく製は、鳥というよりも、「詰め物」といった様相である。などと、ひどいことが書いてあり、それはそれで、興味をそそられた。15分程度で、目的地に到着。しかし、まだ門は閉ざされている。時刻は9時15分。そこで、博物館近くにある公園に向かった。クリケットに興じる若者。公園の水辺に住む家族。初々しく歩く男女。芝生に眠る人々。その中で、一番印象に残っているのは、ごみだ。公園中に散らばるごみ。あたりにはごみ箱も見当たらない。そういえば、運転手さんもティッシュを車の窓から捨てていた。これでは、町全体がごみだらけだ。

この国には、「ごみ箱」という概念がないのだろうか。とても気になった。ごみ箱を置き、そこに捨てるという習慣がないのだろうか。ごみ箱を置いても、それを収集するシステムがないのだろうか。その理由は、まだわからないが、大変不可解だった。

バングラデッシュ国立博物館

ロンリープラネットにこき下ろされていた国立博物館。入場料は70タカ(バングラ人は10タカ)。実際行ってみると、大変すばらしい博物館で感動した。3階建てで、各階の部屋ごとにテーマが分かれている。すばらしく豪華という意味ではないが、展示品が整然と並べられている様子はすばらしい。あらゆるテーマの展示品があるのだが、植物や動物、船の展示などが気に入った。例えば、果物は、実物大の果物の展示だけでなく、その果物がどのようになっているのかもわかるよう工夫されている。バングラデッシュで一番大きな鳥と、小さな鳥を並べて展示するなど大変わかりやすい。なお、バングラデッシュの独立に関する展示も充実していた。

写真撮影禁止なので、その様子をお伝えすることができないのが残念だが、ダッカに来る機会がある人は、国立博物館も是非訪れてほしい。

フォーマル教育に加え、インフォーマル教育の重要性も語られるが、この博物館で、子供も大人もいろいろなことを学べるのではないかと感じた。

感想とまとめ

けたたましいクラクション、舞う土埃、あふれかえる人々、漂う異臭。世界で最も高い人口密度を誇り、今なお急激に人口増加を続ける、混沌の国バングラデッシュ。

世界の持続可能性を考えるためには、世界の抱える課題をこの目で見てみたい。という衝動に駆られて訪問したが、正直、怖いもの見たさという面もあったのかもしれない。4日間のバングラデッシュ滞在。その迫力は、私を圧倒した。

混沌とした中でも、計画的、戦略的、実践的に活動を進めているNGOには、驚かされる。Saifulさんは、朝から晩までの長丁場にもかかわらず、私たちの質問に、根気よく、そして、丁寧に答えてくださった。教育に対する熱意と愛情が感じられた。

持続可能な社会作りに向けた活動は、課題やアプローチが異なっても、参加型、対話の重視、学校とコミュニティの協働など、多々共通する部分があるように感じた。数学祭りは、日本の小学校にもお手本になるのではないだろうか。

世界各地で、持続可能な社会作りに向けた取り組みが、着実に進行している。互いに学び、励ましあいながら、今後も活動が継続、発展するよう願っている。

End

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バングラッシュ視察報告 Vol.3

School Management Committee

続いて、案内された場所では、数名の方々が出迎えてくれた。School Management Committeeのメンバーである。まずは、コミュニティの代表者、委員会議長、学校のドナーの方。この3人の男性に加え、もう二人女性がいらっしゃった。一人は、DAMのローカルスタッフ。もう一人はPara Teacherと呼ばれる、アシスタント教員である。

学校管理委員会の主な役割は、①教員のサポート、②モニタリングと評価、③健康管理、庭やインフラの整備、④子供の育成、⑤出席率の向上などである。月1回会合を開催。委員会のメンバーは、12名からなる(最低4名は女性)。また、メンバーには、必ず、地域コミュニティの人、ドナー、その小学校で学んだ経験のある親の3名が必ず参画することになっている。残り、9名は、選挙で選ばれる。

なお、この学校には15学年まで123名の生徒が通っている。常勤の先生は4名。学校の活動はさらに、アシスタント教員や、地域の人々、NGOが支えられて成り立っている。なお、アシスタント教員になるためには、12学年までの卒業資格があることが求められる。

評価について

評価の対象となるのは、次の3つの項目。①就学率②在学率Successful Completion。既述の通り、バングラデッシュは、小学校への就学率は90%を超えているものの、5年生で卒業するのは、55%程度。45%は、卒業を迎えることなく退学してしまう。そこで、卒業に至るまで小学校への通学を促進すること、そして、学習の質が評価される。

政府は、50項目からなる評価指標を提示している。Saifulさんによると、評価指標があること自体は良い。しかし、一部の対象となる能力と、その評価方法がマッチしていない点があるとのことだった。

なお、NGOでは、政府の評価指標も参考にしながら、独自に指標を作成しているとのこと。政府が提示する50の指標のうち、20のコンピテンシー(能力)をセレクトして、評価している。この結果は、Education Watch Reportに記載され、公表されている。

Micro Plan School

DAMの活動は、多岐に及ぶ。車内で、Saifulさんは、Micro Plan Schoolについて説明してくださった。Micro Plan Schoolでは、1年間にわたる学校活動の計画を、できるだけ詳細に立てる。特徴的なのは、先生、コミュニティメンバー、子供、子供の親などが共同で作成する点である。まさに、参加型。Participatory Decision Makingである。

続く・・・

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バングラッシュ視察報告 Vol.2

Mathematic Fair

農村地帯を抜け、町の市場を抜け、再びでこぼこ道をぐんぐん進む。それから、30分ほどであろうか。村の小学校に到着した。今日は、年に一度「数学祭り(Mathematic Fair)の日」。毎年、地域の異なる学校で数学祭りは開催されている。この村で、DAMのプロジェクトが始まったのは2010年から。今年、初めて数学祭りを開催する。

車から降りると、華やかに彩られたブース、ステージ、着飾った子供たちの姿が見える。なんだか華やかな雰囲気だ。

導かれるままに、入場ゲートへ。ゲートをくぐると、子供たちがフラワーシャワーでお出迎えしてくれた。そして、花束や花輪をプレゼントしてくれる。何が何だかよく理解できないまま、ブースへ。ブースには、子供たちが並んでいる。

ブースへ

「腕をだしてください。」というジェスチャーをする。定規で長さを図り、メモ。お祭りの最後に、参加者数、平均の長さ、一番長い人、短い人などを発表するとのこと。このプロセスを通じて、数字の扱いに慣れるとともに、チームワーク、人前で発表することに対する自信をつけてゆく。

その他、体重や体のサイズ、中には、鼻の長さを図ってくれるブースもあった。

目的は、物を売ることではなく、販売活動を通じて計算や人々とのコミュニケーションを学ぶことである。 School Companyの試行版といった感じ。

保健・衛生のブース。トイレを清潔に保つための方法を教えてくれる。洗剤や、スリッパ、石鹸などが並べられており、配布用のチラシも用意されている。子供たちは、正しい手の洗い方も教えてくれる。

子供たちは、是非というジェスチャーをするので、では、試しにと手を差し出すと、まずは、男の子が水をかけてくれる。そして、女の子が、石鹸をつけ、指の間、表・裏を丁寧に洗ってくれた。小さな手で一生懸命、丁寧に。本当にかわいらしくて、心まで洗われるようだった。

Child Ministry

さて、これまでの写真(写真を追加できるよう工夫します。)でお気づきかもしれないが、子供たちの中には、黄色いたすきをかけている子供たちがいる。このたすきは何か?

黄色いたすきは、大臣(Ministry)の証である。つまり、たすきをかけている子供たちは、大臣ということ。例えば、トイレの衛生について教えてくれた子供たちは、保険・衛生大臣たち。学年ごとに役割分担されており、大臣は5年生から選ばれる。4年生はState Ministry(これは、バングラ特有。大臣と副大臣の間に位置付けられているとのこと)。3年生が副大臣。そして、2年生から事務局長が選出される。

このChild Ministryは、名前は違っても、DAMのみならず、PLANUNICEFでも同じコンセプトで実施されているとのこと。

DAMは、様々なコミュニティで活動している。それぞれの地域で課題は異なると思うが、共通の課題は何か?とSaifulさんに尋ねてみた。

Saifulさんは、Child Ministryは、多くの学校、コミュニティで、喜んで受け入れられているとのこと。今回訪れた小学校では、DAMのプログラムが始まったばかり。子供大臣も今年からなので、少し恥ずかしそうにしている子供もいるが、年を重ねるごとに、ますます自信をつけてゆくとのこと。バングラデッシュの小学校では、通常大勢の人の前で話すという機会も少ないので、ステージで発表するという経験も、大きな自信につながるようだ。

鶴を折る

小学校を訪れることができると聞いていたので、日本から和紙を持って行った。和紙自体が美しいし、折り紙は、日本の伝統として、外国で喜んでもらえることが多いからだ。学校側に鶴を折りたいというと、是非ステージでということだった。ということで、言われるままにステージに上がり、鶴を折り始めた。小さいので、おそらく遠くからは見えなかったと思うので、その良さがどこまで伝わったか、いまいち不安だが、少しでも喜んでいただけたのであれば、幸いだ。

私のパフォーマンスが終わると、高学年の女の子が一人、一緒に鶴を折ってくれた。彼女は手先が器用で、細かい部分も上手に折っていた。完成した時には、大きな拍手。

ステージを降りると、ちらしで作ってくれた折り紙をいただいた。アルファベットの「M」や「N」。折り紙文化は万国共通なのだろうか。

飴や飲み物などを販売するお店もある。販売員は、もちろん小学生たち。彼らは、一日の販売活動を通じて、収支の計算を学ぶ。

続く・・・

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バングラッシュ視察報告 Vol.1  

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

2012年もどうぞよろしくお願いいたします。今年も幸せな一年に!!!さて、新年初のブログは、昨年訪れたバングラデッシュ視察の報告です。

バングラデッシュ訪問

1226-29日、同僚と共に、バングラデッシュを訪れました。けたたましいクラクション、舞う土埃、あふれかえる人々、漂う異臭。世界で最も高い人口密度を誇り、今なお急激に人口増加を続ける、混沌の国バングラデッシュ。知り合いの方が首都のダッカにいらっしゃることもあり、今回の訪問が実現しました。世界の持続可能性を考えるためには、世界の抱える課題をこの目で見てみなければ!という衝動とともに、正直、怖いもの見たさという面もあったのかもしれません。4日間のバングラデッシュ滞在。短期間ながら、圧倒的な迫力を体感してきました。

バングラデッシュ3日 現地視察-

さて、バングラデッシュ3日目の1228日は、ユネスコダッカ事務所の大安喜一所長代理、バングラデッシュの国際NGOであるDhaka Ahsaia MissionDAM)のMD. Saiul Isman氏に同行していただき、まず、DAMのローカルコーディネート事務所、村の小学校で開催されている「数学祭り(Mathematic Fair)」を訪れました。その後、JICAも協力している、ICTを活用した農業・マーケティング支援と、通信技術を活用した農業システム「ICT based Farming and Marketing Support (IFMS) E-Agriculture System」の事務所に立ち寄り、実際にモデル農家として、有機野菜を栽培している方の畑を訪問しました。 

ここでは、主に、DAMのローカルコーディネート事務所、村の小学校で開催されている「数学祭り(Mathematic Fair)」についてご報告します。

コーディネートオフィス

渋滞にも配慮して730にホテルを出発し、車を走らせること約2時間30分。ようやく、Dhakaから約55キロ、Gazipur近郊のDAMRajendrapurフィールド事務所に到着した。対応してくださったのは、QPAProject Implementation Coordinator MD. Shariful Haque氏。

当事務所は、Prohaldpur, Rajabari, Gosingaの3つのユニオンを管轄している。活動目的は、幼少教育(Primary Education)の改善。DAMの役割は、技術支援とキャパシティビルディングである。あくまで、主体はコミュニティの人々。DAMはそれを支援する立場だ。

各地域には、Child Development Center (3-5)があり15-20人程度の子供がいる。各コミュニティにはファシリテーターが一人配置され、DAMからわずかながらお給料をもらっている。ファシリテーターになる条件は、8年生の課程を修了していること。まず、4日間の基礎トレーニングを受け、月に一度、定期的に研修を受けている。また、親を交えてのミーティングも定期的に開催され、早期の結婚や、女性側に資金的な負担が大きい結納についてなど、毎回課題を一つ選んで議論する。

Rajabari事務所のある場所には、小学校も併設されているようだった。当日は、運動会の練習をしていた。日本の小学校さながら、前ならえ、整列など規律の厳しい練習風景だった。お花を表現したダンスもある。キョロキョロする子供もいるが、先生の指導のもと、みんな集中して練習していた。出発する際には、子供たちがはにかみながら手を振って見送ってくれた。

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