バングラッシュ視察報告 Vol.2
Mathematic Fair
農村地帯を抜け、町の市場を抜け、再びでこぼこ道をぐんぐん進む。それから、30分ほどであろうか。村の小学校に到着した。今日は、年に一度「数学祭り(Mathematic Fair)の日」。毎年、地域の異なる学校で数学祭りは開催されている。この村で、DAMのプロジェクトが始まったのは2010年から。今年、初めて数学祭りを開催する。
車から降りると、華やかに彩られたブース、ステージ、着飾った子供たちの姿が見える。なんだか華やかな雰囲気だ。
導かれるままに、入場ゲートへ。ゲートをくぐると、子供たちがフラワーシャワーでお出迎えしてくれた。そして、花束や花輪をプレゼントしてくれる。何が何だかよく理解できないまま、ブースへ。ブースには、子供たちが並んでいる。
ブースへ
「腕をだしてください。」というジェスチャーをする。定規で長さを図り、メモ。お祭りの最後に、参加者数、平均の長さ、一番長い人、短い人などを発表するとのこと。このプロセスを通じて、数字の扱いに慣れるとともに、チームワーク、人前で発表することに対する自信をつけてゆく。 その他、体重や体のサイズ、中には、鼻の長さを図ってくれるブースもあった。 目的は、物を売ることではなく、販売活動を通じて計算や人々とのコミュニケーションを学ぶことである。 School Companyの試行版といった感じ。 保健・衛生のブース。トイレを清潔に保つための方法を教えてくれる。洗剤や、スリッパ、石鹸などが並べられており、配布用のチラシも用意されている。子供たちは、正しい手の洗い方も教えてくれる。 子供たちは、是非というジェスチャーをするので、では、試しにと手を差し出すと、まずは、男の子が水をかけてくれる。そして、女の子が、石鹸をつけ、指の間、表・裏を丁寧に洗ってくれた。小さな手で一生懸命、丁寧に。本当にかわいらしくて、心まで洗われるようだった。
Child Ministry さて、これまでの写真(写真を追加できるよう工夫します。)でお気づきかもしれないが、子供たちの中には、黄色いたすきをかけている子供たちがいる。このたすきは何か? 黄色いたすきは、大臣(Ministry)の証である。つまり、たすきをかけている子供たちは、大臣ということ。例えば、トイレの衛生について教えてくれた子供たちは、保険・衛生大臣たち。学年ごとに役割分担されており、大臣は5年生から選ばれる。4年生はState Ministry(これは、バングラ特有。大臣と副大臣の間に位置付けられているとのこと)。3年生が副大臣。そして、2年生から事務局長が選出される。 このChild Ministryは、名前は違っても、DAMのみならず、PLANやUNICEFでも同じコンセプトで実施されているとのこと。 DAMは、様々なコミュニティで活動している。それぞれの地域で課題は異なると思うが、共通の課題は何か?とSaifulさんに尋ねてみた。 Saifulさんは、Child Ministryは、多くの学校、コミュニティで、喜んで受け入れられているとのこと。今回訪れた小学校では、DAMのプログラムが始まったばかり。子供大臣も今年からなので、少し恥ずかしそうにしている子供もいるが、年を重ねるごとに、ますます自信をつけてゆくとのこと。バングラデッシュの小学校では、通常大勢の人の前で話すという機会も少ないので、ステージで発表するという経験も、大きな自信につながるようだ。
鶴を折る 小学校を訪れることができると聞いていたので、日本から和紙を持って行った。和紙自体が美しいし、折り紙は、日本の伝統として、外国で喜んでもらえることが多いからだ。学校側に鶴を折りたいというと、是非ステージでということだった。ということで、言われるままにステージに上がり、鶴を折り始めた。小さいので、おそらく遠くからは見えなかったと思うので、その良さがどこまで伝わったか、いまいち不安だが、少しでも喜んでいただけたのであれば、幸いだ。 私のパフォーマンスが終わると、高学年の女の子が一人、一緒に鶴を折ってくれた。彼女は手先が器用で、細かい部分も上手に折っていた。完成した時には、大きな拍手。 ステージを降りると、ちらしで作ってくれた折り紙をいただいた。アルファベットの「M」や「N」。折り紙文化は万国共通なのだろうか。
続く・・・
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